玉葱(セット栽培) この辺での玉ねぎ栽培は、一般的に8月末から9月にかけて種を蒔き、その後冬を越し春先の暖かく |
栽培適期時期については、下記の表の通り 3月がスタートになります。(暖地の場合) 当然時期的な問題から、気温も低いこともありハウスやトンネルの利用が余儀なくされます。 ![]() |
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苗床を作って、種を蒔きました。玉葱 と一緒に下仁田・九条葱も。 |
土の乾燥防止として、稲藁を上に 覆いました |
最後に、トンネルを作ってひとまず 完了です |
本来ならこの時期の寒さに強い品種を使わなければいけないのですが、今回は初めてのことでもあり、経験だけしてみようと思って、昨年の余った種(早生 : 黄玉と白玉) を使ってやってみました。 |
昨年の秋蒔きの時には4日間でしたので、トンネルにはしたも のの、地熱が上がらない為でしょうか倍の日数となりました。 写真は、発芽から一週間ほど経過した後に撮影したものです。 順調に今のところは育ってきております。 当然のことですが、写真撮影後にはトンネルは元どおりにして かぶせておきました。 |
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たものの、この草丈迄に伸びてきたところでは、若干の日数 の遅れはありましたが、夏場とそれほど遜色のない状態で育 ってきました。 このままでいけば、5月のゴールデンウイーク過ぎくらいには 定植ができるかもしれません。 同時に種蒔きをした、下仁田葱はこれよりも数センチ短く、九 条葱は軸の長さ、太さともに約半分くらいの成長状況でした。 |
ところが、このところ暑い日が続き、特に5日の子供の節句の日は 天気も良く、何もしなくても汗ばむ一日となったせいもあってか、ト ンネルの熱抜き穴が小さいこともあって、苗の先端が若干日焼け して枯れたようになってしまったが、大事には至らなかった。 矢張りこの時期に苗取りをしたためか、通常ではあまり見られな い幼苗時点で既に玉がふくらんできているものが見受けられる。 全体の数%見受けられたが、これらは秋作では正常に育たない と、言われているので取り除いて廃棄した。(写真右側) |
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苗は、500本以上は充分にありそうだが、よく考えてみると、は たして成功するのかどうかもわからないし、適期表によるセット 収穫の時期の5月末にはとても間に合いそうにもない。 本格定植の出来る8月末を目指して、何とか7月頃にセット収穫 が出来れば御の字であろうか・・・。 そんなことを考えていたら、途中で寂しくなってきて3列目は途中 で中止して、250本あたりでやめることにした。 |
探り状態で、球の様子を見ながら観察をしてきた。 梅雨の時期は、雨や陽射しもそれ程に強くなく、順調に育ってき たが、ここでうっかりしたことは、玉葱は暑さに大変弱い。 にもかかわらず、7月に入っても梅雨があけないことから、その まま放置しておいたところ、空梅雨で地温が上がり、球の成長が 止まってしまい地中での腐りが出てしまいました。 そこで大急ぎで掘り上げたのですが、左側が5月12日に苗の段階で大きくなっていたために残しておいたもの、右側が今日掘り上げたものです。 これらを日陰干ししておき、9月になったら植えて見ます。 |
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地温も下がらなかったが、10日になって天気が悪くなったので 大急ぎで、保管してあった玉葱の球根を定植した。 定植にあたっては、通常の玉葱の苗を植え付ける方法と一緒 の方法でやってみた。 その後ひた雨あったりしたお陰で順調に育っているらしく、20 日になって覗いてみると、芽が出始めていた。 球根そのものの大きさが、通常販売されているホーム玉葱の ものより随分小さかったので、どの程度大きくなるのやら! |
なた豆、ヤーコン、インゲン、丹波の黒豆などをなぎ倒していく 程の被害でした。 玉葱の畝も高くしてあったのですが、土が流されてかなり低くな ってしまいました。 苗の方は、幾分ヒョロヒョロしていますが、大分伸びてきました。 いずれにしても12月に収穫となると、果たして、このまま上手く 育っていくものかどうか気になりますね。 (笑 もう暫く、見守ることにします。 |
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い日が続き地温も下がってきましたが、軸の根本が大変太く なってきました。 この分ですと多少は期待出来そうな気もしてきました。 白丸で囲んだ部分は、無残にも根切り虫に倒されたものです。 拡大をしたものが右側の写真で、根本を掘ったところこんなに 大きな根切り虫が出てきました。 足で踏んづけて、「ブチュ」とあの世に送ってやりました。(笑 |
果たしてどの程度まで成長してくれることやら。 軸は更に太くなってきています。 土の表面が盛り上がって 地割れが始まってきました。 一つだけ土の表面を掘って 玉の確認をしてみました。 直径約4cm程に育った早生の 「白玉」が現れました。 夏玉葱でも、ここからまだ1ヶ月程経過しないと玉も肥大化してこないので、この先は寒さも更に厳しくなってくるので、あまり期待出きるようなののは出来ないのではと思います。 |
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強の大きさにまでなりました。 左側のものはまだ上の写真位 の大きさでしたので、もう少し時間が掛かりそうです。 12月始めには本来収穫できるようですが、良くここ迄育ったも のと思います。 今年の夏に収穫した、晩生の玉葱に芽が出たり腐ったりして 底を付いてきましたので、来年の初夏に収穫できるまでのつな ぎとして食べられます。 これで、玉葱が自家製として周年食べられることになります。 |
全く前知識もないままやったにしては、ここ迄くれば一応成功と見て良いのではないでしょうか。
これで来年への足掛かりは出来たように思います。 暖地の方で、これをご覧になられた方は是非この徹を踏まないようにして、 秋蒔きの余った早生種の玉葱の種で、一度チャレンジされてみては如何でしょうか。 これ以降は、試行錯誤しながら何とか冬採りの玉葱を楽しんでおります。(2004.12月) |